<名ギタリスト紹介コーナー>
2005年12月20日 <名ギタリスト紹介コーナー>
こんにちは。工学院ではミュージシャンを育てる「プレイヤーコース」が
来年からできるということで、高校生の皆さんに素晴らしい
ギター・プレイヤーを紹介していきたいと思います。是非聞いてみてください!
今週の名ギタリストは「アル・マッケイ」です!
11月21日のブログ「理想的なギターの弾き方」で、
僕は、ギターで飯を食っていくには、
・エレキとアコギ両方弾ける
・バッキング(伴奏)が弾ける
・ブルース・フレージングが弾ける
事が重要だと述べました。このスタンスについてはポリシーとして
持ちつづけています。今日紹介する、アル・マッケイは僕に
バッキングを教えてくれた重要なギタリストです。
アマチュアの時、僕はギターソロを弾くのが楽しくて仕方がありませんでした。
もともと鍵盤をずっと弾いていたので、それなりに指は最初から動いたので
ちょっとしたアドリブソロはすぐ弾けたので(大したソロではありませんが)、
バンドとかを組むと、ギターソロが来るのをずっと待っているようなタイプ(笑)
でしたね。ハードロックの場合とかだと、ツインギターで一人がソロ系、
一人がバッキング系っていう役割分担もあるとは思いますが、
これがポップスになるとギターの役割としては、バッキングが出来ないと
どうにもならないのです。ポップスでは別にギターソロなんて入っていなくても
良いのです。サックスソロでも良い訳ですからね。ただ、やはりギターバッキングの
要である「カッティング」が出来ないと、ポップスのギタリストとしては評価
されないと思います。アル・マッケイはカッティングの天才です。
アル・マッケイは、アース、ウィンド&ファイアー(EARTH,WIND&FIRE)の
オリジナル・メンバーであり、「セプテンバー」や「シング・ア・ソング」など
ポップス・スタンダードを生み出した作曲者でもありますが、なんといっても
そのカッティングがアースの曲のポイントになっている訳です。
アル・マッケイのカッティングは決して音が大きく鳴っている訳では
ありません。名曲「宇宙のファンタジー」を聞くと、そのカッティングは
ブラスセクション等と共に溶け合って、一つのグルーブとなって我々の
耳に届いてきます。強烈な速弾き等はありませんが、これはそう簡単に
弾けるもんじゃありません。相当難しいです。アル・マッケイはソロばかり
弾いていた僕にカッティングの重要性を気付かせてくれました。
セプテンバーのカッティングも相当難しいので、皆さん是非コピーして
みてください!
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