<名ギタリスト紹介コーナー>
2006年01月30日 <名ギタリスト紹介コーナー>
来年からできるということで、高校生の皆さんに素晴らしい
ギター・プレイヤーを紹介していきたいと思います。是非聞いてみてください!
今週の名ギタリストは「ジョン・ペトルーシ」です!
以前のコラムで、「スティーブ」と名前のつく人は
ギタリストが多い、ということで
スティーブ・ルカサー、スティーブ・モーズ、スティーブ・ヴァイ、
スティーブ・スティーブンス、スティーブ・ハウ、スティービー・サラス、
スティービー・レイボーンの名前を挙げましたが
今回は、「ジョン」と名前のつく人もギタリストが
多いので、ザッと挙げてみましょう。
ジョン・サイクス、ジョン・ノーラム、ジョン・マクラフリン、
ジョン・ペトルーシ、ジョン・ウィリアムズ、ジョン・フルシアンテ、
ジョン・スコフィールド、ウリ・ジョン・ロート、そして
勿論、ジョン・レノンもギタリストですね。まぁ、日本でいう「佐藤さん」
とか「鈴木さん」みたいな感じで「良くある名前」と言えばそれまで
なのかもしれませんが(^^; いずれにしても彼らが個性あふれる素晴らしい
プレイヤーであることは間違いありません。
さて、今週お届けするジョン・ペトルーシですが、個人的には
今最も海外ギタリストで高校生の皆さんから人気があるのが彼なのかな、
という印象があります。バンドコンテストやオーディション等で高校生の
方の演奏を聞かせていただくこともありますが、ペトルーシからの
影響を感じさせる方が結構いると感じています。ご存知、ドリームシアターの
ギタリストですよね。
ペトルーシのギターは、スコアを見ただけでは実はその難しさが
分かりずらいです。何故なら、スティーブ・ヴァイやヴァン・ヘイレン、
イングヴェイ・マルムスティーンらのフレーズは、「7連符」とか
「32分音符」とか、譜面の見た目的に「うわ、これは弾けねぇ」的な
ものが多いのですが、ペトルーシのソロは、非常に理論整然としていて、
譜面をみているだけでは意外に(!?)シンプルに感じます。
しかし、ペトルーシのギターは「恐ろしいほど正確に演奏」されているので
例えば16分音符を弾くにしても音色が非常に綺麗に聞こえます。
つまり、音抜けが良いということなんです。5弦や6弦の低音弦でフル・ピッキング
する時にアマチュアギタリストの多くは、音がもこもこしてしまって
綺麗な音を聞かせることが出来ませんが、ペトルーシは切り裂くような
サウンドを聞かせます。正確に演奏できるので、4拍子以外の特殊な
変拍子と呼ばれるリズムにも対応できるし、キーボードサウンドとユニゾン
で演奏しても両者のリズムがぴったりと合うわけなんです。
一体どうやれば、ああいうピッキングがモノに出来るのか、という質問を
良く受けますが、答えは一つしかなくてペトルーシにもアマチュアの頃が
あって、それを打破するために必死に練習したわけなのです。ですから
彼のようになるには彼と互角以上に練習時間を積まないといけないのです。
まだ、ドリームシアターを聞いたことが無い人は是非聴いてみてください!
n-27799347 at 11:31 | この記事のURL | |