ミュージックアーティスト科(音楽・ミュージック 専門学校)

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景気とアイドル

2006年02月02日 景気とアイドル

ちょいと小難しいネタ。

気のつく言葉には、こんな言葉がある。「天気・人気・景気」。これはビール業界では有名な3つの気だそうな。これが揃ったとき、ビールは爆発的に売れるという。それではこの「気」とはいったい何か? 生き物のようで生き物でない、コントロールできそうでできない、寄せては返す波のようなものである。これがコントロールできたら、天下を取れるものなんだと私は思う。

なんでこんな前置きをしたかというと、アイドルと景気の相関を考察した記事を見つけたためだ。

http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200512/contents02/theme02.php

とても、興味深く読んだ。たしかに、ある程度当たっていると思う。記事の中に、

「'88年にアイドルバブルが崩壊し、冬の時代に突入した原因は、大量にアイドルが登場し、お互いに潰し合った結果でした。これは、'89年に崩壊した日本経済と同じで、無計画に不動産を乱買いし、そのため需要と供給のバランスが崩れた状況と非常に似ているんです。当時のアイドルバブル崩壊はこれからの経済不況を予測していたかのようでしたね」

というくだりがあるんだが、これになぞらえて言えば、アイドルバブルな状況をつくること、もしくは勝手につくられるような状況自体、景気がいいことの表れであろう。さらには、今のお笑いブームも当て嵌められるんじゃないか。自分の知る限り、こんなに毎日お笑い芸人をテレビで見ることはなかったように思う。やがて飽きてしまい、供給過剰となり、お笑いバブルもはじけてしまうかもしれない。しかし、その状況が発生すること自体、サイクル=気の良い局面に今はあると私は思うのである。

今、AKB48?だったか、秋元康さんがプロデュースする秋葉原のアイドルユニットがある。秋元康さんは、おにゃんこを生み出した言わずと知れた天才だ。今後、どう仕掛けてくるか大変楽しみである。今まさにエンターテイメント業界は上昇気運にあるのである。CD需要の減少も底を打った統計が出た。音楽配信は音楽需要にとってプラスであるという認識もようやく広まった。

衣食住、これらの物財が満たされると、人間が次に求めるのはサービス財である。この飽食の時代、エンターテインメントは、その最たるものである。その気運が今上昇傾向にあるのである。まちがいなく、経済全体は上昇傾向にあるのであろう。

どんどん話がそれるが、私は以前秋元さんの講演をビジネススクールで拝聴したことがある。私は、とある質問をしたんだが、すばらしい回答を頂いた。これぞ、ヒットの法則かもしれないと、感銘を受けた。だが、その質問と回答はここでは書けない(笑)。

栄えるものは必ず滅ぶ。栄枯盛衰。盛者必衰。太古の昔からこのサイクルは普遍だ。で、あるならば、その気を掴み、うまく乗ることがポイントであろう。原理は、サーフィンと全く同じと私は考える。

題名に立ち返り、アイドルと景気、これらは連動している。景気があってアイドルが台頭し、そのアイドルが景気を押し上げる。やがて景気は天井を向かえ、景気とアイドルは姿を消してゆく。バブルの象徴?であったおにゃんこ。秋元康さんが、またバブルを連れてきてくれるかもしれない。(S.H)

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