【八王子】ヴォーカルチャレンジ(2) 〜本番編〜
2011年07月22日 【八王子】ヴォーカルチャレンジ(2) 〜本番編〜
それでは、リハーサル編に続いて本番編をお届けします!
お客様も入り、いよいよ本番がスタートしました!準備をしてきたヴォーカリストコースのアーティストも、コンサート・イベント科のスタッフも、いざ本番となると緊張感が漂います。そんなことはお構いなしに、本番は進んでいきます。
コンサート照明コースの学生は、曲にあわせてタイミングよく照明卓を操作していきます。目で見てすぐわかるだけに、タイミングが少しでもずれると『あ、遅れた!』と誰にでもわかってしまうので大変です。
コンサートPAコースの学生は、リハーサルで調整した通りにミキサー卓を操作していきます。アーティストへの返しはOKか?お客様へは最善の状態で音が届いているか?常に微調整を加えながら操作していきます。
さらに、リハーサルではアーティストごとに時間を取って調整していきましたが、本番では一日あたり30人のアーティストが短い転換時間で入り変わっていきます。こんなときも、最近のデジタル卓では、ボタンをポンと押せばすぐに設定した通りの状態を呼び出せますが、今回は基礎の勉強のためにアナログ卓を使用しています。なので、転換ごとに多くのツマミを設定していくため……時間との勝負です!こちらは、下手(しもて=お客様側から見て舞台の左側)の袖中です。
お客様からは通常、見れないところですが、ここではコンサート舞台コースの学生が、書類とにらめっこをしています。『予定の時間通り進んでいるか?』『(もしも時間が押している場合)どこで時間調整をするのか?』『次のアーティストのスタンバイはOKか?』など、ステージの全てをコントロールする重要なセクションです。
コンサート舞台コースの学生が、次のアーティストを袖幕のところでスタンバイさせてます。『前のアーティストが終わったらGO!』……とはいきません。トラブルや微調整(例えば、PAがマイクケーブルをキレイする)などが発生した場合、それが終わるまで待ってからGOを出さないと、アーティストをステージ上で待たせてしまったりします。そういった事を瞬時に判断し、的確な指示を出していきます。こちらは、ピンルーム。
コンサート照明コースの学生が、ピンスポットを使ってアーティストを照らしています。リハーサルでアーティストがどのような動きをするかは何となく把握できているのですが、本番で予想外の動きをするかもしれませんので、気は抜けません。
心なしか、リハーサルより光が強く見えるのは……きっと気のせいですね(笑)ロビーでは、コンサート制作コースの学生がスタンバイしています。具合の悪くなられたお客様への対応、お手洗いをお探しのお客様へのご案内……など、本場中といえどもライヴをのんびりと楽しんでいる暇はありません。
イベント企画コースが作ったアーティスト紹介のパネルも、多くの人が覗きこんでいました。イベント企画コースの皆さん、よかったですね!そして、ホールの外でもコンサート制作コースの学生は仕事をしています。遅れて来たお客様への入場方法のご案内や、お帰りになるお客様への道案内など、たとえどんな天気だろうと対応しなくてはいけませんので、案外大変な仕事です。
そして無事に本場が終了となりお客様が出られた後に、ヴォーカリストコースの学生からコンサート・イベント科の学生にお礼を言おうとしたら……『スタッフの皆さん作業を止めて出てきて!』との呼びかけで、とこに隠れていたの?というぐらい多くのスタッフが出てきました。内容的には簡単に見えるイベントでも予想以上に多くのスタッフが携わっています。
いかがでしたでしょうか?このように、多くのスタッフに支えられてイベントは成り立っている!という事を普段から体験できるのは、日本工学院ならではと思います。こういった、アーティストとスタッフのコミュニケーションの取り方というのが、実は現場で非常に重要だったりします。
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