ミュージックアーティスト科(音楽・ミュージック 専門学校)

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【八王子】フォークリフトの運転 特別教育

2012年03月11日 【八王子】フォークリフトの運転 特別教育

『高所作業車(10m未満)』『小型移動式クレーン(1トン未満)』『玉がけ(1トン未満)』『フォークリフト(1トン未満)』と続いて来た特別教育もいよいよ最終日となりました。

20120311a最終日は、フォークリフトの実技講習です。
今回の特別教育では最大荷重(扱える荷物の重さ)1トン未満……1トン“未満”と聞くと、なんとなく小さそうな気がしますが、屋内で使用する場合は、このぐらいのサイズが多いそうです。
また、荷重は1トン未満でも、フォークリフト自体の重さは非常に重く、かつ、不安定ということで事故も多く、取り扱いには細心の注意が必要です。

20120311b普通の車と違って、後輪で車の進む向きを変える構造になっているので、慣れないとなかなか運転が難しいです。さらに、荷物を積んでいると前方が見えにくくなるため、後進(バック)での運転が非常に多いのが特徴です。その点も気をつけないとダメです。
一見、簡単そうに見えますが、“不安定”“重い”車体ですので、事故が起きないように安全確認は欠かせません。

この講習を実施しているのは『3月11日』。ちょうど1年前に東日本大震災が起きた日です。
ということで、講習中の14時46分に、東北に向けて全員で黙祷をささげました。

この特別教育も例外ではなく、東北の復興のために受講される人も増えており、実際に東北の方が関東まで講習に来られることもあるそうです。また、今年の1月には『除染』の業務が新たに特別教育の対象となりました。
特別な日に行われた講習ということで、講師の方々からも話があり、受講した学生もいろいろと考えさせられる一日となりました。


20120311c以下は、前回実施いたしました『小型移動式クレーン(1トン未満)』『玉がけ(1トン未満)』の特別教育の模様です。

これは『玉がけ』といって、荷物を吊り上げられるようにワイヤー等をかける作業です。これにも資格が必要です。簡単そうに見えますが……

20120311dバランスを考え、かけ方をしっかりしないと、このように荷物が斜めになってしまいます。
これですと、クレーンで吊り上げた時に荷物が崩れる可能性があり、非常に危険な状態となります。


20120311e玉がけ作業者は、適切な位置に荷物を運ぶよう、クレーンの運転者(これも別の資格です)に正しい合図で指示を出さなくてはいけません。

今回、講習を行った4つの特別教育、すぐには使用しない可能性もありますが、資格というのは『一生もの』です。また、いろいろな作業には危険が潜んでいるという事を理解し、安全の事を考えるという事は、どんな仕事においても重要な事だという認識ができたと思います。

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