演奏や歌がうまくならない・・・ということで
このような相談を受けることがあります。
「なかなか上達しないのですが、曲をもっと覚えた
ほうがいいのですか？」と。

これは間違いではないのですが、それだけでは
プロにはなれません！
プロの仕事は、曲を暗記して披露するというものも
ありますが、例えばFNS歌謡際のようなイベントで
次から次へと曲を演奏していく・・・という状況では
曲を覚える事は困難です。

では、どうやっているのか？というと、セッションが
出来ることがとても大事です。
セッションは大きく分けて
・譜面を使わないセッション
・譜面ベースで行うセッション
があります。FNS歌謡際などは、譜面ベースで行うセッションですね。
ミュージックカレッジ エグゼクティブアドバイザーの
武部聡志先生の演奏などが参考になると思います。

それから、譜面を使わないセッションですね。こちらは
ブルースのようなもっと直感的なものになります。
この勉強を学生時代にやっておくと、いざ仕事になった時に
本当に役立ちます。セッションに慣れているプレイヤーは
仮に譜面を見落としてしまったとしても、周りの音を聴きながら
演奏を立て直すことができるのです。

それに対して、このブログ冒頭に書いた「なかなか上達しないのですが
曲をもっと覚えたほうがいいのでしょうか？」という練習の仕方だと
逆に言ってしまえば覚えていない曲は弾けないということになります。
ミュージックアーティスト科では、学生が自分達でセッションを企画し
施設を利用してセッション大会を行うように指導しています。
必ず、将来の役に立ちます！